以前、このブログでも紹介したドラッカーのプロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))。
当時は「なぜ成果があがらないのか」や「貢献を重視する」を繰り返し読みましたが、今、あらためて読んでみると「時間を管理する」という章が、とても参考になります。この手の本は、自分の置かれた状況や仕事との距離感に応じて、刺さる部分が都度変わってくるので、何度でも繰り返し読む必要があります。
「時間を管理する」の章では、「成果をあげるものは仕事からスタートせずに、時間からスタートする」ことを前提に、計画を立てるよりもまずは自分が、何に時間を割いているのか把握することから始め、その中で生産性の低いものは切り捨てていく方法が書かれています。
なぜなら時間という資源は、他のものでは代替できないものであり、知識や体力で補えるものではないから。ならばその資源(=時間)を、無駄にするものは排除し、成果につながる生産性の高い仕事に集中する時間を作りなさいとドラッカーは書いています。
これに習い、今リアルタイムで日々、何をしているか細かくメモしています。すると、思っていたよりも、まとまった時間を使って、ひとつのことに集中できる時間が少ないことがわかりました。電話やメールでの突発的な依頼ごと、システム的な不具合、ときには自分自身の集中力が途切れてしまうこともあります。
この章の最後に「成果をあげるためには、自由に使える時間を大きくまとめる必要がある」と書かれています。1ヶ月ぐらいメモを続けてみて、仕事を整理し、まとまった時間が作れるように工夫したいと思います。かなり難しそうですが・・・。
社員Y
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