社員だけが閲覧できる社内ブログに岡田さんが記載された内容を見て。会社の恥部をさらけ出すようでアレなのですが、こういったことも記載していかないと、強い組織には変われないと思いますのであえて書きます。
フューチャーリンクネットワークは、なぜか営業が弱い気がするのです。弱いというのは営業力ではなくて、会社における営業スタッフさんの立場です。スタッフたちは誇りを持って仕事をしていると思いますし、立場が弱いなんてことは感じていないのかもしれませんが、感じていないとしたら、それはそれで問題だと思うのです。
私がフューチャーリンクネットワークに入る前に在籍していたいくつかの会社では、営業が一番エラそうな態度をしていました。極端に言えば、営業が社内にいるスタッフを顎で使うくらい威張っていました。営業とシステム、その他内勤者の衝突なんて日常茶飯事でした。衝突といっても、あくまでビジネスのことなので、職場を離れた飲み会などでは普通に語り合える仲間でした。
営業がなぜそんなにエラそうにしていたかというと、「誰のお陰で飯食えてるとおもってるんだ!!(岡田さんが社内ブログに記載していたこと)」という誇りと自信を持っていたからだと思います。営業というと、数字を追うことだけ=契約を取ることだけというイメージがフューチャーリンクネットワークの中ではありましたが(ありました・・・とあえて過去形にするのは、新しいことに挑戦する動きが出てきているからです)、私が他の会社で見てきた営業は、自分たちの扱っている商品に関することは自分の言葉できちんと定義できるだけでなく、システム的なことも含めてかなり突っ込んだ話をお客さまとしていました。
要するに、社外でも社内でも対等に渡り合っていくためには、自分の範疇を超えた分野の知識も必要になるわけです。システムのことがわかっていなければ、お客さまへの提案や新しいサービスのアイディアも生まれませんし、システム、その他内勤者と衝突するほど議論したりすることもできません。それが岡田さんが記載された「個々人が求められる役割を超えて、知恵と能力を惜しみなく発揮しあう集団であるべき」で言わんとしていることでもあると思います。
といいつつ、私もASPの営業をしていたときに、システム的なことで理解が浅く、その場でお客さまに答えることができずに持ち帰ったことが多々ありました。その道に精通していないことは、確かに精通している人、専門分野の人を頼りにする方が、時間も掛かりませんし、間違いがないと思います。でも、それはある意味で、逃避していることにもなりますし、傍観者をきめこんでいることにもつながります。
「選択と集中」という事業戦略に関連した有名な言葉があります。ドラッガーの著作でも、苦手なことを無理に伸ばそうとするよりも、得意分野に注力すべきとあります。しかしながら今、フューチャーリンクネットワークのスタッフに求められるものは違うと思います。得意分野は伸ばして当たり前。さらなる付加価値・差別化を図るためには、範疇以外の、ときには精通していない分野にも手を出し、自身を切磋琢磨する必要があります。これまでもそうしていなければ、ならなかったのでしょうが、今がまさにそれをするタイムリミットだと思います。
社員Y
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