仮説思考や論点思考を書かれた内田和成氏の最新刊「プロの知的生産術 BCG前日本代表が教える情報活用の秘訣」を読みました。
出版社から「情報術に関する本を書きませんか?」というオファーがきっかけで出版されたこの本。著者は既に巷で溢れかえっている情報術の本とは違った視点で書くことにします。情報というと、どうやってインプットするかに特化した本が多い中、この本では成果に結びつくアウトプットから逆算して情報を集めるコツが紹介されているのが特徴です。
自分がどんな成果を上げたいか。どんな結果がほしいのか。つまり仮説を立ててから逆算して必要な情報だけを調べるということの大切さが書かれています。中でも最も印象的だったのが以下の部分です。
自分が組織の中で暗黙のうちにどんなアウトプットを求められているのか、あるいはどんな役割を果たせばいいのかを把握することが、きわめて重要なことなのだ。プロフェッショナルは自分に求められる役割を常に把握しているもの。多くのプロは、組織の中で求められていることと、自分のできることを必死にすり合わせ、その上で個性を発揮して成果を出そうとしている。
野球やサッカーなどスポーツに例えるとわかりやすいですよね。チームでおこなうスポーツには、それぞれポジションがあり、4番バッターやフォワードであれば得点を入れることを求められる。ピッチャーやキーパーに得点を入れることを求める人はいないです。その人が求められている役割の中でしっかりと成果を出す。まぁ、社長からさらにプラスアルファで成果を出せ!と散々言われていますが。。プロフェッショナル+目指して頑張りましょう。
社員Y
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