14年前の1998年に出版された本に、コラムなどの加筆を加えて新版として出版されたマーケティングの本です。
新版へのまえがき──2012年、「マーケティング民主化」に備えよ
はじめに
第1章 お客が来なけりゃ、会社は潰れる
コラム マーケターは怒りを、健全なエネルギーに変える
第2章 なぜあなたは、お客をつかむことができないのかはネクタイがよく売れるのか
コラム マーケターは、顧客の日常に入り込む
第3章 ナマケモノのための顧客獲得法が生まれるまで
コラム マーケターは、商品ではなく、ストーリーを描く
第4章 マーケティング常識11のウソ
コラム マーケターは、理想と現実との橋渡しをする
第5章 小予算で優良顧客をつかむ方法
コラム 1億人総マーケターの時代
第6章 あなたの会社で、どのように使えばいいのか
コラム マーケターは、夢を描く
□付録 広告反応のメカニズム
おわりに
「小予算で優良顧客をつかむ方法」を手に取った人が最も知りたいと思うであろう、その方法とはダイレクトレスポンスマーケティングです。簡単に言えば、とある商品・サービスの広告を見た人が思わず、その商品に興味を持ち、連絡(行動)してしまうような仕掛けを施すことです。例えばアメリカンホームダイレクトのチンチロリンの音の後に紹介される電話番号や、続きはWEBでなどもその手法のひとつです。
広告に目を向けさせる、ダイレクトメールの封を開けさせるにはどうすればいいか?そんなヒントが紹介されています。14年前の本ではありますが、学ぶべきことは多いですし、すぐに試せそうなことも沢山掲載されていました。実際にここからヒントを得たことで、来週早速試してみようと思っていることもありますが、全体を通して思うのは「考え抜いている」ということです。
著者はこの中で、商品を購入する顧客が広告を目にする時間帯について記載しています。とある広告に掲載した資料請求のレスポンス時間が、午後8時以降に増えているデータを元に、消費が夜に移行しているという流れを察知し、では反応をアップさせるためには、このようにしましょうと行動を変えていきます。「はじめに」にも記載されているのですが、この言葉が実は最も重要だと感じました。
何ごとも、新しいことをやるときは慎重になるものだ。しかし今までと同じことをやっていれば、今までと同じ結果しか出ないのは明らかだ。
来期、個人的にも目標とする数字がアップしますが、今までやってきたことを繰り返しても結果は出ません。このことを肝に銘じて、自分の頭でよく考えて、行動に移していきたいと思います。
社員Y
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