何で年末はあわただしいのだろう・・・
なぜか12月は異様にあわただしい。
方々で呼ばれる忘年会のせいもあるが、「年を越す」事への抵抗感からか、何とか年内に話を少しでも進めておこうと、年内のうちに何とかアポを入れようとするために、余計に過密スケジュールになる。
別に1月になってからでも間に合う案件でも、心理的に「何とか年内に・・・」とがんばってしまう。冷静に考えれば不思議だ。
おかげで12月は例年殺人的なスケジュールになってしまう。
多くの経営者は、決算期を基準にモノを考える。事業的にみれば、年末/年始は自社も取引先も休む連休という認識くらいしかないかもしれない。
そんな季節感のない経営者にとっても、決算月はとても重要。決算書は会社にとって通信簿のような物で、これによって社内・外を問わず、会社の状況、事業の成長度合いが測られてしまう。もちろん、会社の成長は1年単位ではない。その昔、銀行に融資の申し込みをしにいった際、決算数字が悪くて融資を断られたのだが、(数字というより、創業間もないことが大きかったのかも。)若かりし僕は、「この事業は10年スパンで仕掛けるもの。弊社のことは10年決算でみてほしい!」と意味不明な主張をしたのが懐かしい。
時に事業の成長と、決算数字がトレードオフになることがある。本来的にはあってはいけないのだが、弊社のような成長中の会社では、現実的にありえる。
「事業の成長のためなら決算なんて関係ない!」と吼えたくもなるが、会社が大きくなるに連れて、いろいろなステークホールダーが増える。その微妙な関係の中にあって、決算をどう考えるか、意外と難しい問題だったりする。
まだまだ修行が足りないな。
石井丈晴
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