以前、ご紹介した「超<集客力>革命 人気美術館が知っているお客の呼び方」と同じ著書による前著です。たまたまこのブログを見てくれた弊社の新しい戦力、佐藤Yさんが貸してくれました。ありがとうございます!
目次
第1章 美術館が街を変えた
第2章 美術館にも経営哲学を!
第3章 美学と経営はこうして学んだ
第4章 見せ方次第で人は集まる
第5章 本物を見せなければ人間は育たない
第6章 美術と日本人
対談 蓑豊×村上隆
金沢21世紀美術館年表
「超<集客力>…」との決定的な違いは、舞台が「金沢21世紀美術館」であること。そして、今回は金沢21世紀美術館という一つの美術館にフォーカスして成功事例だったり、著者が学んだことが記載されているので、個人的にはこの著作の方がより「深み」を感じました。
「ローマ法王に米を食べさせた男」の著者と同様に、アイディアと行動力、そして著者自身の人間としての魅力が、成功に導いたのだろうなと思います。美術館という普段ほとんど縁のない世界に足を運んでみたくなるような仕掛け、アイディアは美術館というフィールドを超え、自分自身の業務にも応用できそうです。あとは行動に移すか否か。
第5章の「本物を見せなければ人間は育たない」を読むと、著者がいかに社会に対しての貢献度を重視しているかがわかります。もうだいぶ前に、美術館に行ったときにその友人は「こういうものは見て何かを感じることが大事。わかるわからないは関係ない」と言っていました。著者はこの5章で、美術館は子供たちの感性を育てる場だと説いていますが、まさにその通りだと思います。
この本を読むと、もっと感受性が高い子供の頃に、美術館に足を運んでおけばよかったと思います。まぁ、今からでも遅くないと信じてはいますが。
社員Y
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