マネージャーは「最前線の経営者」であれ!と帯に大きく書かれた強力本です。規模はともあれ、マネージャーやチームリーダーなど組織を引っ張っていく人で、悩んでいる人には特にお薦めです。
目次
はじめに マネージャーは現場最前線の経営者であれ
プロローグ 人の強みは経営の強み
第1章 職業人生から得られる成長の機会
第2章 組織の活力を生み出すマネジメント
第3章 マネジメント・プロセス改革〈1〉 変革を生み出す目標設定
第4章 マネジメント・プロセス改革〈2〉 成長課題を一人ひとりに展開する
第5章 マネジメント・プロセス改革〈3〉 実行徹底のためのPDCAの仕組み
第6章 マネジメント・プロセス改革〈4〉 チームで人を育てる
第7章 マネジメント・プロセス改革〈5〉 成長のカンフル剤
エピローグ 現場最前線で人事制度を使い尽くせ
同じようなテーマを扱った書籍は多数ありますが、机上の空論ではなく、事例なども含めた考察や実際の現場でどのように活用すればいいかが具体的に示された本です。PDCAなどは既に現在多くの会社が行っていることであり、実際弊社でも行っているような気がします。気がすると書いたのは、自分自身がPDCAを回しきれていると思っていないからなのですが、この本にも「PとDばかり繰返している企業は多い」と書かれているとおり、失敗を糧にしない企業や組織は多いのだと思います。この部分は自分自身も反省しきりなのですが。
PDCAを始めとする組織・チームの導き方よりも個人的には第1章、2章あたりを意識したいと思いました。中からいくつか抜粋すると…
日々の仕事をメンバーの成長の機会にできるのか。人が成長を実感できる職場であるのか。会社が成長するか否かの分岐点がここにある。
人を指導するということは、自分の至らない点と向き合うことであり、人材育成とは結局自分自身と対峙することに他ならない。
マネージャーが業績に対する厳しい認識を持っているか否かの違いが、長い目で見て会社の成長に大きな違いを生み出す。
などなど、マネージャーとして考えなければならないことや、そうあるべきことが多数散りばめられています。これを読んで少しでも思い当たる節があれば、必ず参考になると思いますので是非読んでみてください。
社員Y
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