こんにちは 石井本人です。
社員Nに任せっぱなしなのもいかがなものかと思い、近況報告を。
最近、論語にはまってる。ここ半年くらい、時間さえあれば、論語や、その解釈本を読んでいる。はまっている、と言い方よりも、初めてその本質に気づいたというべきか。
大学受験に始まり、過去にも何度も論語を読んでいるが、33才にして初めてその本質的な意味に気づいたようだ。本当にありがたい。
論語の存在に感謝すら覚える。今書店で売られているベストセラーのうち、2500年後も読まれている本ってそうはないだろう。そんな中で論語は2500年間読まれ続けてきたのも、素直に納得できる。
人として生きるために何が重要か。どう生きるべきかを教えてくれる。まるで普段の僕をどこかで見ているかのように、向かうべき方向を教えてくれる。しかも、読めば読むほど深まっていき、まるでスルメイカのようだ。
昔は説教臭くて、つまらない印象しかなかったのだけど、生きるうえでも、事業を進める上でもこんな教科書はないかもしれない。経営学や、マーケティングの本を何冊も読むよりもはるかに有益だ。
冒頭に掲げられた有名な一節
「子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎」
この間までは、ここは僕にとってあんまりピンと来ない一説だったのだが、勉強が進むにつれてその本当に意味することがわかってきたようだ。この自分の変化がまた面白かったりする。
もっと早くから論語の本当の価値、言ってくれていることの意味に気づいていれば・・・と思うが、逆に今までがあるからこの歳になってようやく勉強が出来るようになったのかな、とも思う。
「子曰。今之成人者。何必然。見利思義。見危授命。久要不忘平生之言。亦可以爲成人矣。」
利を見て義を思う。うちの会社は地域を活性化することを目的の会社だ。もちろん儲けなければ会社は存続できないが、義がなければ存続する意味がない。
ついつい目先の利益や流行に左右されがちな自分への戒めとして、
【ITの上に論語を置け!】と言っておこう。