日経新聞の平日の朝刊の隅っこで紹介されていた本です。
まえがき
第1章 クリティカルシンカー列伝
第2章 いろいろなクリティカルシンキング
第3章 クリティカルシンキングの中核とは
第4章 具体的状況におけるクリティカルシンキング
第5章 クリティカル・シンキングを広げる
第6章 学びを深める
あとがき
ロジカルシンキングほどではないにしろ、クリティカルシンキング関連の本も多数見かけます。この本は、それらの本やクリティカルシンキングと思われる思考をしている人や事例を通して、クリティカルシンキングの実態を紹介していく本です。
事例があるので、「あぁ、これがクリティカルシンキングなのか」と分かりやすい反面、ロジカルシンキングのような明確なツリーがあるわけではないので、これを実際に活かすのはかなり難しいと思いました。この本にも引用されている野矢茂樹氏の論理学シリーズにも通じる難しさというか。
結びとして、クリティカルシンキングは「よく考えること」と記載がありますが、要するに考えるセンスが求められるのがクリティカルシンキングのように思いました。わかったような、わからないような書評ですが、興味のある方は読んでみてください。